前回は徳澤に着いての快適なひと時を書きましたね、たぶん。
estrellajiro-outdoor.hatenablog.com
今回は、一晩明けて涸沢に向かって心が折れた末の歓喜について書こうかと思います。
6時間歩くの?
まず驚いたのが、行く前に言われていた行程。
上高地から徳澤まで2時間。そこから涸沢までが4時間…
オレ、6時間歩いたことないような…
一体6時間歩くって、どれだけ距離があるんだって。
普段歩くことしないから持たないかもよ。
で、帰りは足して8時間歩かなきゃならないの?
でも、景色は良かった。所々だけど。
なんだかんだ言いながら朝歩き出しました。
そこからたぶん2時間。まずは横尾にて休憩。
上高地から11キロ。結構歩いたんだね…
光の関係で暗めですが横尾の橋。
写真撮る人らがいっぱいなので、遠巻きに撮りました。記念撮影モードにはなりませんよ、歩いててキツいんだから。
涸沢まで6キロ…あと4時間…
しかし、歩かねばなりませんね。ここまで来たら。
また歩いて1時間くらいでしょうか。
川がありました。とても川の水が冷たくて気持ちいい。
そして景色がいい。
ここで湯を沸かしてインスタントコーヒーでも…と思いましたが、少しでも速く涸沢に向かうため、湯沸しはやめて水で休憩。
で、結局予定通りの時間で涸沢小屋に着いたのですが…
小屋が見えてからのキツい登りが…岩場が…
着いたときには、ロッキーのテーマ(エンディングの方ね)が頭をよぎったのでした。エイドリア~ン。
小屋の食事は何故旨く感じるのだろう?
小屋について楽な格好に着替えたり、乾燥室に必要なものを干したりしてひと通りのことをしたら、小腹がすいたので名物のラーメンをいただくことに。妻はおでんです。もちろんアルコール付き。ボクはビールで妻はワイン。
これが…
こう来て…
こうなった。歩いた分しっかりした味が染み渡る…
上のほうがガスってましたが、残雪なんかも見られていい感じでした。これが涸沢カールってやつですか。
ちなみにここが標高2350メートルでしたが、ボクのプロトレックが3メートルの誤差。プロトレックいい仕事するじゃん。
小屋は大部屋なので、わかりやすいようにザックにカラビナとかをつけますが、それでもわかるように昔購入したキーホルダー(新日本プロレス棚橋選手)を。
しかし…ここで異変が。
カラダは急に悪くなる。
妻の調子が悪くなりました。
標高の高いところへ一気に上がって、その足で時間経たずに飲酒したんですからね。
後日言ってましたが、調べてみると高山病に近い感じではないか、と。
頭痛とかが酷かったらしいです。
ウチらは標高2000メートルオーバーは生まれて初めてですからね。無理もないです。
って、オレは平気って?
とりあえず、横になって時が経つのを…調子が戻るのを待つことにしました。
ですが、良くなりませんでした。ずっと横になったまま。
夕方の日程は孤独に進むことになりました。孤独っていいときもあるけど、良くないときも…
次回に続きます。